お知らせ」カテゴリーアーカイブ

◆セキュリティ強化にともなうお知らせ

これまでから新村出記念財団のホームページにアクセスしていただいた皆さまへ

 このほど、ホームページのセキュリティを強化するよう設定を更新しました。データの通信を暗号化して保護する仕組みの導入です。

 その結果、これまでからのアドレス(URL)である
「http://s-chozan.main.jp/」(旧アドレス、非保護通信)
のままでも引き続きアクセスしていただくことは可能ですが、
できれば、今後は、保護された通信となる
https://s-chozan.main.jp/」(新アドレス、保護通信)
にアドレス(URL)を変更してアクセスしてください。
(変更は「http」に「s」をつけて「https」にするだけですが、
上記の新アドレスのリンクをクリックすれば、アクセスできます。)
(この新アドレスをブックマーク、お気に入りなどに登録ください。)

なお、保護通信になると、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが入ります。
↓ (保護通信–ブラウザが Chrome の場合)

↓ (保護通信–ブラウザが Edge の場合)

↓ (保護通信–ブラウザが Firefox の場合)

 旧アドレスにブックマークを付けたり、ブラウザのタブに旧アドレスを設定していると、いつまでも非保護通信のままです。自動的に保護通信の新アドレスに移行するわけではありませんので、ご注意ください。
↓ (非保護通信–ブラウザが Chrome の場合)

↓ (非保護通信–ブラウザが Edge の場合)

↓ (非保護通信–ブラウザが Firefox の場合。下は一部が非保護の場合)

(← 一部の画像などが非保護の場合)

 お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。

(2021年4月11日)

◆重山文庫の蔵書目録[貴重書,特殊コレクション]をアップ

本目録は重山文庫に収められた新村出博士収集の図書のうち、とくに重要なものを貴重書、特殊コレクションとして分類・収録したものです。1990年に冊子体で刊行された『重山文庫目録』(財団法人新村出記念財団編)の誤植を訂正し、また一部項目を追加してあります。

くわしくは→こちら


  • [重山文庫 蔵書目録-目次]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-序,凡例]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-貴重書]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-イソップ関係 091]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-南蛮キリシタン関係 092]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-洋学関係 093]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-聖徳太子関係 094]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-和紙・染色 095]を見る→こちら
  • [重山文庫 蔵書目録-限定本 096]を見る→こちら

◆日本言語学会80周年記念特別公開シンポジウム「新村出初代会長から80年――言語学はいま? そしてこれから?」

京都大学で開かれる日本言語学会第157回大会で、
日本言語学会80周年を記念しての特別公開シンポジウムが下記の趣旨で行われます。

◇どなたでも無料で自由に参加いただけるとのことですので、ご案内いたします。

日時:11月18日(日)13時20分
場所:京都大学100周年時計台記念館1階100周年記念ホール

80周年記念特別公開シンポジウム
「新村出初代会長から80年――言語学はいま?そしてこれから?」

日本言語学会が設立されたのは1938年に遡り、本年は設立80周年にあたる。初代会長は新村出先生で、1967年まで30年の長きにわたり会長の任を果たされた。在任中は戦禍や社会的変動を経験されながらも、日本言語学会の礎を築かれ、我が国の言語研究の質的向上、量的拡大に尽くされた。その後今日までの50年において、日本言語学会はいっそう発展し、言語研究は多彩な展開を遂げている。このシンポジウムでは、言語学の3つの中心的分野について、新村先生の学問を知る研究者が、創設期の研究状況を踏まえながら今日までの発展、さらには今後の展望について報告を行ったうえで、それぞれの報告についてコメンテーターおよびフロアを交えて討議を行う。

<司会>
吉田和彦(京都大学)

<題目・登壇者>
「新村出とフィールド言語学」千田俊太郎(京都大学)
コメンテーター:米田信子(大阪大学)

「新村出と歴史言語学」アダム・キャット(京都大学)
コメンテーター:小林正人(東京大学)

「新村出と言語理論」定延利之(京都大学)
コメンテーター:野田春美(神戸学院大学)

◇詳細は→新しい窓へこちら
◇大会プログラムは→新しい窓へこちら

◆千葉大学ユーラシア言語文化論講座言語学講演会「言語学者新村出の生い立ちと学問」

第7回千葉大学ユーラシア言語文化論講座言語学講演会
「言語学者新村出の生い立ちと学問」が、下記の要領で行われます。

  • 日時:2018年11月15日(木)16:10~17:40
  • 場所:千葉大学西千葉キャンパス・文学部101教室
  • 講師:新村出記念財団 新村 恭
    • 講師紹介:新村 恭(しんむら・やすし)。1947年京都市の祖父新村出の家で生まれる。名古屋で育ち、1965年東京都立大学人文学部入学。1973年同大学院史学専攻修士課程修了。岩波書店、人間文化研究機構で本づくりのしごとに携わり、2017年8月『広辞苑はなぜ生まれたか 新村出の生きた軌跡』(世界思想社)を上梓。
  • 主催:千葉大学ユーラシア言語文化論講座言語学研究会
    • 連絡先:菅野憲司 先生(kannoアットfaculty.chiba-u.jp)[アット→半角の@]
  • 講演要旨
    • 幕藩体制のあとの明治政府にとって、国民全体を視野に入れて教育体制を確立することは大事業の一つだった。学制が定まるまでには紆余曲折があり、新村出が生まれた明治9年は、その途上だった。新村は小学校は卒業しておらず、佐原の漢学塾で3年間、親元離れて学んだ。そのあとの、発足したばかりの旧制中学では、一転英語中心の教育を受け、 文学青年でドイツ語をよく学んだ一高時代を経て、東大の博言学科に入り、多くの言語を身につけた。その過程を紹介する。現在とは全く違う、定型的・単線的でない過渡期の教育環境が、博い知識をもたらしたとも思われる。
    • 2年間のヨーロッパ留学を経て確立した学風は、歴史主義的なものであった。これが『広辞苑』などの国語辞書編纂に向かう要因でもあった。その言語観は、昨年の講座で話された、田中克彦先生のものと、かなり違うことが感じられるであろう。

・この講演会は研究院長裁量経費助成事業。終了後講師を囲んで討論会。
・どなたでも、講演会も討論会も歓迎です。ご自由にご参加ください。

◆向日庵の講演会「寿岳文章の生きた軌跡と新村出」

英文学者、和紙研究家と知られる寿岳文章ら寿岳家に人々の居宅に設立されたNPO法人「向日庵」では、講演会「寿岳文章の生きた軌跡と新村出」を開きます。

  • 講 師…新村 恭 氏(公益財団法人 新村出記念財団 重山文庫)
  • 日 時…平成30年9月29日(土) 午後2時~午後4時
  • 場 所…長岡京市中央生涯学習センター,バンビオ1番館 6F創作室(JR東海道線長岡京駅西口)
  • 参加費…向日庵の正会員,無料。友の会会員,資料代として500円。一般の方,資料代として1,000円
  • 定 員…60名。予約不要
  • 問合せ…090・7555・8497(中村)
  • くわしくは「向日庵」のWebで「講演会開催のお知らせ」→こちら
  • 案内のチラシ(PDFファイル)→こちら(ファイル名:kouenkai0929)。
    ↓(画像)
    寿岳文章の生きた軌跡と新村出

◆出張講義の講義内容

講師派遣については、「お知らせ」をご覧ください。

  • 題目:「天草本イソップ物語エソポのハブラスを読む
    講師:浅野敏彦 氏 (大阪成蹊短期大学名誉教授)
    内容:室町時代に来日したポルトガル宣教師たちの日本語学習教科書として作られたイソップ物語を、新村出翻字『天草本伊曾保物語』(岩波文庫)で読みながら、室町時代の日本語、新村出博士のことばの解釈を見ていきます。
  • 題目:「語源説のウソとマコト
    講師:遠藤邦基 氏 (奈良女子大学名誉教授)
    内容:ネコ(猫)は、「ヨク」を語源とする(名語記)とか、奈良は韓国語の「ナラニ(国)」を語源とするなどという俗説を批判し、語源を考える上での論理的な方法論を紹介します。
  • 題目:「源氏物語や百人一首を平安時代の発音で読む
    講師:遠藤邦基 氏 (奈良女子大学名誉教授)
    内容:同じ言葉でも、平安時代と現代とでは発音が異なることがあります。「花」は「ファナ」、「風」は「カジェ」であったなど、具体例を挙げて発音やアクセントの変化を説明します。
  • 題目:「キエフと古代ロシア国家の成立
    講師:佐藤昭裕 氏(京都大学名誉教授)
    内容:京都市の姉妹都市でもあるウクライナの首都キエフの初期の歴史について、中世ロシアの年代記『過ぎし年月の物語』に基づいて語ります。
  • 題目:「スラヴ語の文字について
    講師:佐藤昭裕 氏(京都大学名誉教授)
    内容:ロシアから東ヨーロッパにかけて広く分布するスラブ諸民族の言語を総称して、スラヴ語といいます。このスラヴ語を書き表す文字がどのように成立したか、その事情について語ります。
  • 題目:「外来語の世界
    講師:玉村禎郎 氏 (杏林大学教授)
    内容:日本語における外来語の特徴や諸問題についてお話します。
  • 題目:「人間の言語能力を探る
    講師:吉田和彦 氏(京都大学教授)
    内容:私たちは、頭・心の中にある思い・考えなどを言葉に託し、音声や文字にのせて相手に伝え、また相手から受け取ります。人間に固有のこの言語能力について、考えたいと思います。

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