◆出張講義の講義内容

講師派遣については、「お知らせ」をご覧ください。

  • 題目:「天草本イソップ物語エソポのハブラスを読む
    講師:浅野敏彦 氏 (大阪成蹊短期大学名誉教授)
    内容:室町時代に来日したポルトガル宣教師たちの日本語学習教科書として作られたイソップ物語を、新村出翻字『天草本伊曾保物語』(岩波文庫)で読みながら、室町時代の日本語、新村出博士のことばの解釈を見ていきます。
  • 題目:「語源説のウソとマコト
    講師:遠藤邦基 氏 (奈良女子大学名誉教授)
    内容:ネコ(猫)は、「ヨク」を語源とする(名語記)とか、奈良は韓国語の「ナラニ(国)」を語源とするなどという俗説を批判し、語源を考える上での論理的な方法論を紹介します。
  • 題目:「源氏物語や百人一首を平安時代の発音で読む
    講師:遠藤邦基 氏 (奈良女子大学名誉教授)
    内容:同じ言葉でも、平安時代と現代とでは発音が異なることがあります。「花」は「ファナ」、「風」は「カジェ」であったなど、具体例を挙げて発音やアクセントの変化を説明します。
  • 題目:「キエフと古代ロシア国家の成立
    講師:佐藤昭裕 氏(京都大学名誉教授)
    内容:京都市の姉妹都市でもあるウクライナの首都キエフの初期の歴史について、中世ロシアの年代記『過ぎし年月の物語』に基づいて語ります。
  • 題目:「スラヴ語の文字について
    講師:佐藤昭裕 氏(京都大学名誉教授)
    内容:ロシアから東ヨーロッパにかけて広く分布するスラブ諸民族の言語を総称して、スラヴ語といいます。このスラヴ語を書き表す文字がどのように成立したか、その事情について語ります。
  • 題目:「外来語の世界
    講師:玉村禎郎 氏 (杏林大学教授)
    内容:日本語における外来語の特徴や諸問題についてお話します。
  • 題目:「人間の言語能力を探る
    講師:吉田和彦 氏(京都大学教授)
    内容:私たちは、頭・心の中にある思い・考えなどを言葉に託し、音声や文字にのせて相手に伝え、また相手から受け取ります。人間に固有のこの言語能力について、考えたいと思います。

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